2015/07/11

プレゼンのコツ

【学部】言いたいことをしっかり伝える!
練習: 緊張して頭が真っ白になっても、無意識に口から出るくらいまで丸暗記
聴衆は基本的に話を聞いてない感じ。みんな、ぼ〜っとしてる
だから、こっちも気張らないでいく!

・スライド
 - 結果より考察(独自性)をメインに
 - スライド1枚に内容1つ
 - 文章にせず、単語もしくは体言止め
 - フォントを統一、サイズは20pt以上

・発表
 - 原稿を準備して覚える。
 - 図は、まず何の図か(縦軸と横軸、像の条件)を説明。
 - 大きな声で、自信を持って。

・目標
 - 原稿を見ないで、台詞に詰ることがない。
 - スライド1枚につき1分程度。
 - 質問に対して何らかの答えを返す。沈黙厳禁。

1. 構成を考える
 持ちうる素材(データ)を並べて、言いたいことを一つに絞る。
 広い視野(背景・目的)から入り、自分の言いたいこと(結果・考察)にもっていき、
 最後に再び広く展開。ボンッ、キュッ、ボン!!

2. スライドをつくる
タイトル(HGP創英角ゴシック、36pt)・・・これから話す内容を知らせる。
ページ番号(右上端)         ・・・発表の時間配分を知らせる。

3. アニメーションをつける
内容で分けて、聴衆の視線を絞る。
最初に『結論』を読まれると、『結論』の有難みが薄れてしまうから。
ただし、アニメーションは最低限に。
あってもなくても聴衆の理解度が変わらないなら、つけない。


【修士】限られた時間の中で、どれだけ相手に伝えるか!
練習: 原稿通りではなく、自分の言葉で言えるように。丸暗記NG。
ぼ〜っと聞いてる人に、どういう話かを分かられたらヨシ!!

・スライド
 - 構成重視。そのページの最後が次のページに繋がるように。
 - 考察には模式図を活用。
 - 冠詞(a, the)をつけない。
 - 動詞は分詞か名詞に置き換え。下線を引かずに文字のサイズや色を変える。
 - Arielの太字がお勧め。サイズ24pt程度。
 - 色を内容で統一。
 - 記号や矢印の使用に注意(日本では"yes"="○"、海外では"レ")。

・発表
 - 視線を聴衆に向ける。
 - しっかりと立つ。腕を組んだり、ポケットに手を入れない。
 - ポインタをクルクルしない。指す箇所に固定する。指す時以外はoffに。
 - 質問内容が理解できない時は素直に聞き返す。
 - 質問の回答は出来る限り一言で済まし、多数の質問を受ける。

・目標
 - 日本語なら流暢に発表すると共に、ポインタを活用。
 - 英語でも学士卒レベルの発表ができる。
 - スライドよりも聴衆を見る時間の方が長い。
 - 5分間で3人以上の質問に応える。

1. スライド
論理的に矛盾のない構成で説得力を持たせる。

2. 原稿
最初、構成通りに、台詞を考える。
そのまま読んでみて、良い難い言葉を普段の口語に直す。
3. 発表練習
丸暗記した後は、重要な台詞を意識して、抑揚をつける。

・原稿を読むのは論外(例え英語でも)。
   ・・・聴衆には何も伝わらない。発表者にも聴衆にも時間の無駄。
・スライドに書いてることをそのまま読むのは厳禁。
   ・・・プレゼンはスライドの説明ではない。あくまでスライドは発表の補助。
・発表に慣れても原稿は作る。
   ・・・気を抜いたらアカン。 
・質問が速くて聞き取れない時
  "What do you mean?"を連呼すれば、質問が短くなる。
 最終的にyesかnoかだけを聞かれたりする。
 "Could you speak again?"と言うと全く同じ質問がくるので、どうせ聞き取れない。
・答えるために考える時間が欲しい時
 とりあえず"Good question"と言っておく。
・答えたくない質問が来た時
 "Discuss later"と言う。
 "Good idea. Thank you"と言って、質問に答えず逃げる人もいる。
・まだ測定していない時
 "I haven't measured"と答える。
 "I don't measure"と言うと、「そんな測定しねぇよ」という感じを与える。


【博士】聞いて良かった、感動したと思わせる!
練習: 聴衆がいることを前提に視線やジェスチャー、立ち位置を意識。
興味を持っていなかった人を、前のめりにさせてやるぜ!

・スライド
 - 注目ポイントで盛り上がるような流れと構成。
 - キーワード以外の文字は入れない。基本は図。

・発表
 - 図の説明以外スライドを見ない。
 - 情熱を込める。ジェスチャーを使用。
 - 沈黙の利用。イントネーションや速度、強弱の調整。
 - 質問者と端的な回答で議論できる。お互いが納得するように。

・目標
 - アドリブでも発表できる。冗談を挟める。英語、日本語問わず。
 - 発表後に「感動した」、「ありがとう」と言ってもらう。
 - 共同研究先を作る。企業の人から名刺をもらう。名前を覚えてもらう。


最初は緊張しまくりだった人も、博士にもなると、
いろんな本やサイトが参考になってくると思います。
お勧めの本やサイトは、以下の通り!

【動画】
TED: かなりオススメ。英語や雑学の勉強にもなる。
スティーブ・ジョブズ感動のスピーチ: 流れが良い。

【スライド例】
高橋メソッド: シンプルなプレゼンの極限。